【高齢者向け!簡単!室内でできるレクリエーション10選】

現代社会の抱える問題として、団塊の世代後期高齢者となりつつあり医療費や介護保険制度の見直しが課題となっています。昔は、ピラミッド型の系図で成り立っていましたが、少子高齢化が進み一人の若者が高齢者を4人支える逆ピラミッド社会となっています。医療や介護保険制度は、ピラミッド型のモデルを基にして築かれていた為、急速な高齢化に対してついていけていないのが実情です。格差社会の中、定職につかない・つけない若者が増え、非正規雇用で働き低賃金で実家暮らしを続ける人が後を絶ちません。よって、若い世代が高齢者を支え切れない状況になってしまうでしょう。医療の発展に伴い平均寿命も延びていますが、反面、医療費が掛かってしまい自己負担額を増加せざる負えない状況に追い込まれています。医療費を抑制する為に、介護保険制度に切り替えて対応しているケースも見られます。早急に制度の見直しを実施しなければなりません。今までの流れとして、病院から施設入所という流れでしたが、「施設から在宅へ」という方向性に向かっています。地域包括ケアシステムの構築が急がれており、在宅ケアができるよう社会資源の整備が進められています。例えば、脳卒中で病院に入院しリハビリの為に回復期病院へ転院しても、180日が上限と定められています。徐々に入院してリハビリが受けられる期間も短縮されています。180日を超えてしまうと全額自己負担になってしまいますので、それまでに少しでも機能回復するよう努力する必要があります。リハビリは、苦痛や不安を伴いとても辛いものです。「しんどいからもういいや」と諦めてしまう方もおられたりしますが、リハビリスタッフが頑張ったところで患者さんが努力しない限り機能回復するものも改善しません。患者さんの意思がとても大切になります。しかし、「楽しい」「これなら頑張れる」といったリハビリを行う環境や内容、スタッフが安心できる声かけを行うことで全く違う内容になります。信頼関係、環境、内容によって大きく変わってきます。今回、高齢者向けレクリエーションというテーマで記事を書いていますが、クイズ・計算・歌・体操・ゲームなど遊びを通して脳への刺激や麻痺、注意力や集中力といった機能的な問題解決に向けての媒介物という視点で捉えることがポイントだと思います。ただ、レクリエーションをして楽しむということではありません。レクリエーションを行う動機や意義を見つけ出すことがとても重要になります。次に、個性を引き出すことも可能となります。身体能力・ひらめき・コミュニケーションといった個性が輝く場でもあります。他者との関りを増やしていく場としても有効でしょう。

レクリエーションの進め方として、「個別で行うか」「集団で行うか」利用者の能力に合わせて決めた方がよいでしょう。年齢もバラバラでよいのか、ある程度年齢層を合わせた方がよいのか、検討が必要です。環境も、「静かな環境」「ざわざわした環境」があるので、集中力や注意力が低下している利用者には静かで視覚的な刺激の少ない環境の中で実施する方がよいかもしれません。時間も長時間集中して行うことは、体力的にも身体的にもきついかと思います。なので、活動内容にもよりますが、30分程が目安として考えるのがよいのではないでしょうか。しかし、注意力や集中力のない利用者には、短時間の活動が効果的です。身体活動を伴うレクリエーションを実施する場合には、利用者の疾患や体調を考慮し、必要に応じてバイタルチェックを事前に行うことが望ましいでしょう。次に、レクリエーションの内容によって「興味ある」「興味がない」場合に分かれます。事前に利用者の興味関心を把握し、参加しない利用者はどうするのか、レクリエーションの決め方や計画の在り方に注意しましょう。最後に、モノ作りを行う場合、その日に完成できるモノを作ることが望ましいです。その場でモノが出来上がり完成する方が、視覚的に分かりやすく記憶的にも理解しやすいからです。

 さて、以上のことを踏まえてレクリエーションを実施して下さい。


【安全!楽しい!レクリエーションはこれ!】

1.季節感を感じるレクリエーション(豆知識クイズ)
  ※事前に、季節や〇月にあった過去の出来事などを調べておきましょう
  ①「今日は何月、何日?」
  ②「季節は何ですか?」
  ③「冬と言えば、何を思い浮かべますか?」
  ④季節の歌を唄うのもいいでしょう
  ⑤月に応じたクイズを出してもいいでしょう

2.風船バレー
  ※必要な物品:風船
① 利用者が円に座ってもらう
② 風船を打ち合うが、2個・3個と増やしても面白い

3.折り紙
  ※必要な物品:折り紙
  ①鶴、やっこさん、かぶと、だまし舟 など
   手順:職員が1つ1つ手本を見せながら、利用者に折ってもらうこと
      1工程職員が手本を見せたら、同じように利用者にも1工程折ってもらう

4.紙粘土で写真たて作り
  ※必要な物品:紙粘土、厚紙、ビーズ、ボンド
① 写真より少し大きめの長方形に紙粘土の形を整える
② 写真の大きさに紙粘土を切るが、周囲が1㎝くらいの余白を残す
③ 紙粘土に好きなビーズを置いて飾りつけをする
④ 紙粘土が乾燥するまで何日か乾かす
⑤ 型を作った紙粘土の裏に厚紙で台紙をボンドで張る
⑥ ボンドが乾くまで保管する
⑦ 好きな写真を入れる

5.ブレスレットの作成
  ※必要な物品:ビーズ、ビーズ用の糸、ハサミ
① 糸の端を結ぶ
② 好きなビーズを糸に通していく
③ 腕の周囲の長さまで作れたら端と端を結ぶ

6.塗り絵
  ※必要な物品:塗り絵用の絵、色鉛筆
① 塗り絵の紙を選んでもらう
② 配色を考えて色を塗る

7.ラジオ体操
  ※ラジオ体操の音楽
  ①職員の動きが見れる位置に利用者は並ぶ
③ 職員が音楽に合わせて体操し、利用者は職員の動きを見て身体を動かす

8.音楽
  ※必要な物品:キーボード、歌詞
  ①利用者の聞きなれた世代の曲を選定しておく
③ キーボードのリズムに合わせて歌詞を見ながら歌う

 


9.書道
  ※必要物品:書道のセット、見本
  ①テーマを決めて、見本から書きたいものを選んで書いてもらう

10.料理あてクイズ
  ①ホワイトボードなどに特定の料理を作るために必要な具材を1つずつ書き料理をあてる