うつ病や双極性障害の回復段階とは?今、すべきこととは?

うつ病双極性障害を発症して悪化してから仕事へ復職できるまでの過程を順番に追ってみましょう!

1)急性期
■ポイント:静養、ゆっくり身体を休める!
 ・休職開始から1週間程度は、心身両面の疲労回復のため、じっくりと休養しましょう。

2)回復期
■生活のリズムを整え、症状を改善!
 ①決めた時間に就寝・起床
  ・出勤時間に合わせて起床し、夜は6~8時間の睡眠がとれる時間に就寝しましょう。
  ・長すぎる療養を避け、なるべく早い段階から規則正しいリズムを作るよう心掛けましょう。
 ②散歩や軽い運動を始める
  ・ストレッチなどの軽い運動をして少しずつ基礎体力を回復させ、日中の活動性を高めましょう。
 ③症状の自己管理をする
  ・気分や体調の変化を毎日欠かさず記録し、自己管理をしましょう。
  ・記録をつけることが再発・再燃防止につながります。
  ・医師が患者の症状を把握し、症状に合う薬を処方するための判断材料になります。
  ・服薬管理もしっかり行い、うつ気分や睡眠障害などの症状は薬の力で治すものと理解しましょう。

3)復職準備期
■ポイント:通勤の練習、仕事の練習
 ①図書館に通う
  ・生活リズムが規則正しく整い、症状も安定してきたら、
   通勤の練習として出社時間に合わせて自宅近くの図書館に通いましょう。
   精神保健福祉センター精神科病院自助グループなどのデイケアを利用するといいでしょう。
  ・週2回から始め、体調を見ながら日数や滞在時間を徐々に増やしていきましょう。
  ・最終的には週5日通い、活字を追っていられる状態を目標とします。
 ②作業能力を回復する
  ・まずは漫画や字の大きな本を読むことから始め、
   慣れてきたら休職前に読んでいた新聞や小説に移行しましょう。
  ・集中力と意欲の回復が実感できたら、仕事関連の書籍や資料に移行しましょう。
  ・パソコンを使っての作業も望ましいです。仕事関連の書類を作成したり、パソコン検定
   問題に挑戦したりするのもよいでしょう。
 ③過去を見直す
  ・図書館での作業中集中力が戻ってきたら、うつ病になった経緯をじっくりと考えます。
  ・環境面(仕事や職場の人間関係など)と自分の内面(気質)、両面から見つめたりリポートは
   再発防止につながります。
 ④会社付近へ模擬通勤する
  ・近所の図書館通いに慣れてきたら、会社付近の図書館に場所を変えて、実際に朝の通勤電車に乗る練習をします。
  ・習い事やボランティアなどに規則正しく通う方法もよいでしょう。
  ・家族や親しい人以外の他人と接することも、日常生活へ戻る訓練につながります。

4)復職交渉期
■ポイント:円滑な職場復帰
 〇会社と交渉する
  ・上司、人事担当者、産業医、産業保健師らと綿密な打ち合わせをします。
  ・どういう形で復職したいのか、試し出勤の有無、希望する配属部署や勤務地、出退時間などを具体的に伝えます。