パニック障害とは?

予知できない強烈な恐れの感情が、一過性、急激かつ反復性におこる状態です。

この状態をパニック発作といいます。

発作が反復すると、また発作がおこるのではないかという持続的な恐れが生じます。

これを予期不安といいます。

発作が特定の場所でおこると、患者はそのような場所を避けるようになります。

これを空間恐怖といいます。

パニック発作、予期不安、空間恐怖がともに存在し、しかも生活に支障をきたす状態をパニック障害と呼びます。

【主要症状】

①動機・頻脈

②息苦しさ・過呼吸

③このまま死んでしまうのではないかという強い恐れ

の3つが典型的です。

そのほかに、めまいや吐き気、手足のしびれ、冷汗、胸痛、非現実的感などもみられることがあります。

時に長引くこともありますが、発作は通常数分間しか続かないです。

パニック発作は誘因はなく、客観的には危険がない環境でおこります。

のんびりしていたり、通勤中、場合によっては睡眠中におこることもあります。

患者は、恐怖と自律神経症状が次第に高まっていくのを体験し、急いでその場から立ち去ろうとします。

発作は1ヶ月の間に数回おこることがあります。

パニック発作が恐ろしく、通勤や旅行中の汽車や飛行機の中でおきたらどうしようという不安から1人で外出できないくなることもあります。

長期経過をみていくと、うつ病を発症することがあり、また抗うつ薬が効果があることから、うつ病との関連性も考慮されています。

このようにパニック障害うつ病を経過中に示す状態を共病性と呼んでいます。

この疾患は全人口の1~3%程度に一定しておこり、特に30歳代の女性に多いと言われています。

特定の性格や心因との関連は必ずしも認められていません。